今月のエキスパート
オリジナルレシピのご紹介
蕎麦米の鶏野菜あんかけ
蕎麦米の鶏野菜あんかけ
- 材料
- 蕎麦米
- 2合
- 地鶏胸肉(塩少々)
- 1枚
- 人参
- 半本(極細千切り)
- 九条葱
- (極細の斜切り)
【野菜餡】
- 出汁をとる
(水1.2ℓ/鰹節・干し椎茸 適量/昆布 2枚) - 千切りした人参、薄くスライスした椎茸を①の出汁で煮、 味を整える
(清酒 大さじ1/藻塩 小さじ2/減塩醤油 大さじ1/生姜の絞り汁) - 仕上げにとろみをつける
(片栗粉 大さじ2/ 白髪葱・神宗の「細切り昆布」 適量 )
炊飯器で炊いた蕎麦米を器に適量盛り、上に細く切った鶏肉を置く。周囲から野菜餡を静かに入れ、 最後に九条葱の斜切りをきれいに飾り置きして、「細切り昆布」を少々置く。
甘酒と豆乳のアイスクリーム 細切り昆布風味
甘酒と豆乳のアイスクリーム
細切り昆布風味
- 材料
- 市販の甘酒(米麹のみの物)
- 200cc
- 豆乳
- 200cc
- 砂糖
- 大さじ2
- 天然純粋はちみつ
- 大さじ1
- 神宗の「細切り昆布」
- 少々(鋏で細かく切っておく)
甘酒、豆乳、はちみつ、砂糖をすべて冷凍パックに入れ、よく手で揉み混ぜてから、冷凍庫で凍結させる。
半凍結で数回手で揉んで出来上がり。全体がクリーム状態になったら、器に盛って、細かく切った「細切り昆布」を適宜振りかけ、よく混ぜる。
素材をおいしく食べる料理と組み合わせ
最近は外食より自宅でつくる料理が一番おいしいと感じます。素材をどうやったら一番おいしく食べられるのか、ということをいつも考えて作っています。そうすることで自分の味を作っていけるからなんでしょう。
たとえば地鶏胸肉を使った料理をおいしく食べるには切り方が大事になります。葉っぱみたいに繊維が入っていますので、その繊維に沿って切るとパサパサにならず柔らかくなる。また素材の組み合わせ方を考えても、意外なものをとり合わせた時においしさが生まれます。甘酒と豆乳で作ったアイスクリームに「細切り昆布」を混ぜると、アイスクリームの甘みが昆布の旨みで引き立ち、和の健康デザートが出来上がります。
作家・国文学者 林 望さん プロフィール
慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。「イギリスはおいしい」で日本エッセイスト・クラブ賞(91年)、「ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録」で国際交流奨励賞(92年)。『謹訳源氏物語』全十巻で毎日出版文化賞特別賞受賞(13年)。毎日厨房に立つ料理の腕前はよく知られ、『是はうまい!』『新味珍菜帖』『リンボウ先生の〈超〉低脂肪お料理帖』『旬菜膳語』『いつも食べたい!』『家めしの王道』など食物に関する著書も多い。
慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。「イギリスはおいしい」で日本エッセイスト・クラブ賞(91年)、「ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録」で国際交流奨励賞(92年)。『謹訳源氏物語』全十巻で毎日出版文化賞特別賞受賞(13年)。毎日厨房に立つ料理の腕前はよく知られ、『是はうまい!』『新味珍菜帖』『リンボウ先生の〈超〉低脂肪お料理帖』『旬菜膳語』『いつも食べたい!』『家めしの王道』など食物に関する著書も多い。